2012年09月18日

コーティング結果

流水コーティング10か月後
 向かって、左側(風鳴) 中央(未施工) 右側(月塊)



流水コーティング施工直後



当店の台車で10か月間、流水コーティングのテストをしてきました。
いろんなお客様に乗って頂き、実車で行いました。

月2回ぼどのシャンプー洗車のみでノーメンテです、洗車傷はありますが、鳥糞等の大きなダメージは運よくありませんでした。クリーナーで取れるであろうシリカスケールは少々付着しておりましたが、あえて除去せず様子を見ました、その後ダメージなく除去しました。

撥水について
やはり月日と共に撥水力は衰えます、コーティング被膜上の撥水基が紫外線等で失われるためです。定期的にリンスや撥水剤で補うことで撥水が復活し保護効果が上がります。また、洗車時は水洗いではなく、シャンプーを使用することで撥水が復活します。
10か月後、風鳴より月塊のほうが撥水が強く感じらえました

シリカスケールについて
水道水で洗車する限りどうしても避けられないのがシリカスケールです。コーティングの有無に関係なく付着してしまいます。シリカスケールとは、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムの結晶で、井戸水にも多く含まれます。水道の蛇口周りにこびり付いた汚れです。
スケールを避ける方法は、RO(逆浸透膜)を使用した純水で洗車するか、スケール除去剤(ボディに使えるものと使えないものがある)で除去するしかありません。
シリカスケールがボディーに付着する際、水分が蒸発したカルシウム等の結晶が盛り上がった状態で付着します、乾いた状態では結晶は確認できず、濡れたクロスで吹きあげたときプツプツと確認できます、これが初期状態です。
そしてこの結晶が核となり同じところに水が溜まるようになり、いずれクレータ凹みを作ってしまいます。初期状態の結晶を除去しておくことでクレーターを防ぐことができます。
当店の台車、少々スケールのようなものがありましたが、乾いた状態では確認できず、非常にいい状態でした。

ウォータースポットについて
なんらかの原因によりボディにクレーター凹みがある状態。
原因はいろいろと言われておりますが、撥水によるレンズ効果と酸性雨は少ないと思います、ほとんどの場合がシリカスケール、井戸水洗車、洗車しない、コーティング剤の選択 が多いのではないかと思います。汚れの蓄積も原因の一つです。その他、鳥糞や黄砂、花粉もクレーターを作ります。
ryuusui,風鳴と月塊はガラスコーティングの欠点であるウォータースポットの付着が大変少ないコーティング剤なのでやはり台車の結果もスポットゼロです。

総合評価
10か月間テストをしてきました。総合的に非常によい結果でした。ただし台車に使用して頂いたので、高速はほとんど走らないし、走行距離も5千キロほどです。保管は屋外です。すべての方々に同じような結果が出るとは思いませんが、非常に汚れにくく、洗車が楽なコーティング剤と感じました。最近ネットで怪しい誇大な広告も見かけますが、どんな高価なコーティングだとしても汚れないことはございません、洗車でも落ちない汚れも付着します、コーティングしたから大丈夫ではなくコーティングしてからのメンテナンスが最重要と考えます。汚れに応じたケミカルを使用して汚れを蓄積させないことです。”施工後は水洗いでOK”ではなくシャンプーを使う(傷防止と汚れ除去のため)
”月に一度は洗車する”ではなく”汚れたら何回でも洗う”です。
 (黄砂、花粉時期は特に)        

コーティング施工した方々が正しい知識でボディーに接すれば何もわからないよりは、はるかに良い結果が得られ長期保護につながります

大変長くなりましたが・・・

m987h at 18:41│Comments(0)TrackBack(0) コーティング | お知らせ

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